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第69章(2/2)
周懐杉は急に立ち上がってお辞儀をするつもり、和蘇はぐいっと彼を引き延ばし、「ご遠慮しないでください。どうせ、正月に貴方にわざわざこっちに来させて、あまりに面倒をかけまして……」
「仲間だらか、これを言うまでもないでしょう。」
周懐杉の手はためらい、空中でちょっと触って、最後に和蘇は彼の手をしっかりと握って、彼に自分の椅子を探らせて座らせる。
翊宣はやっとわかった。周懐杉は目が不自由という事実を。
「あの……お酒のことですが。持って来ましたか。」
「ええ。珍品ですから、召使に頼んで、事をしくじって、壊されたのを恐れ、やぱり自ら来ましたよ。和蘇がちょうど江南から帰って来たと聞きましたが……」
「お酒?」翊宣は彼らが自分が分からない話題を続けているのを不満して、口を挿んだ。
周懐杉は聞くとまた立ち上がって、彼と江蘇が友達で付き合うことを知っているが、和蘇が連れて来た人は鄭王である。しかし、今度、彼に礼を省かせたのは和蘇ではなく、翊宣なのだ。
「和蘇の話しを聞けばいい。君は彼の友たちだろう。」
「お先にご感謝いたします。」
周懐杉が召使に小さいつぼをささげ持ってこさせて、中に、赤い薄い絹織物の封印がある。
「和蘇、もし貴方は急ぎでなかったら、私は年才を過ぎ終わって送ってくることにしますよ。あなたのために、私は夜も休まずに追ってきて、どう?感動しますか?」
翊宣はそれを聞くと、顔色がすべて暗くなった。こいつはいったいなにをするつもりか?さっき、まともなふりをして、今は口を開くとむやみに話をした。しかも、彼はまさか知らないか、この翊宣は公明正大でここに立っていること。
和蘇はにっこりして、「いいから、いいから。私はあなたのよしみをしっかり覚えました。」話し終わって、和蘇はその酒のつぼを抱いて、あっという間に翊宣に言った。「このやつは兄弟のために命がけで尽力することができる人ですよ。」
「はいはい、ご称賛をいただきます。」周懐杉は少しも謙虚ではない。
「しかし彼は女のために兄弟を裏切ることもできます。」
周懐杉は和蘇の話しを聞こえたが、少しも気がとがめていない。
「あの、和蘇、許してくれよ、私はもう家伝の百年の美酒をあなたにあげたのに。あの恥じることをいくどを言えばいいと思う?」
「その話なら、言い厭きたら、自然に諦めます。」和蘇は酒を翊宣に渡り、彼に抱かせて、「はい、おいとまごいをしなければ、帰ったら、私を代わりに奥さんによろしくお伝えください。」
周懐杉はちらりと笑って返礼する。
道中、翊宣は和蘇に彼がどのように周懐杉と知り合ったかと聞いた。
「その年、彼は好きな女の子があった。女の両親は彼が盲人なこととまだ商人であるのを嫌がって、彼に嫁がせたくなかった。その代わりに、役人に嫁ぎたかった。その時、私はちょうど初めて永嘉に行って、彼と知り合った。、彼は他の人から私は美しいだと聞いて、私にわざと女の子の婚約者を誘惑させた。それから、あの家族に婚約を解消させた後、彼はあの娘をめとって家に帰えった。」
翊宣は息が詰まんばかり、彼はもと、和蘇が自分の美貌を褒める人を全て殺すと思ったが、和蘇は意外にも周懐杉のために他の人を誘惑したって!
彼は……
“やっぱり殺してやる。”、と翊宣は歯軋りするほど言った。
和蘇はちらりと笑って、「ねえ~翊宣、このような人は面白そうと思わない?」
「いいえ、全然~嫌いと思う。」和蘇の微笑みはなんと美しくても、翊宣はやはり呟いた。
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